FC2ブログ

うなぎの寝床で建築展(報告4)

この「うなぎの寝床で建築展」報告もこの4回目で一区切りといたします。

ここまでは、この建築展の背景となる上越高田の街についてや、
うなぎの寝床敷地に建つ町家について書かせていただきましたが、
今回は『建築家』の紹介をさせていただこうと思います。

この建築展に参加した建築家は3名。
すべて上越地区出身で、上越地区を拠点として活動している人たちです。

彼らが、古い町家という舞台でどんな展示をしたかというとこんな感じです。

大橋展s 構造模型s
出展者:建築家 大橋秀三
※実際に展示会場の町家を使った新しい建物活用提案や、自作の住宅パネル展示

霜鳥展1s 霜鳥展2s
出展者:霜鳥聡志
※過去の建築実績模型などや、提案プラン、展示会場の町家の現代生活にフィットしたリフォームプラン提案

中野展1s 中野展2s
建築家:中野一敏
※地域に溶け込む住宅提案の実績模型・写真パネルとスライドショー

主催者である私からの出展内容のお題は、
この「会場はココである事」と「建築家について来場者と話が出来る事」
この2つでした。

建築が好きで、
建築を事ある毎に考えながら過ごしていて、
自分たちを理解してくれるクライアント(施主さん)との出会いを
望む彼らからのメッセージです。

建築家と“ひとくくり”でまとめられてしまう昨今ですが、
一人ひとり見ている方向が違い、
一人ひとりデザインの感性が違う彼ら。

あなたのパートナーは誰でしょうね??

建築家探しの旅に出かけてみませんか?
あなたの家族の夢を胸にしっかりと仕舞い込んで・・・。


次回の建築展は下越地域で開催予定です。
テーマについては決まり次第ご報告します。

詳しい速報告知をご希望の方は、
ハウスコンプレックスメンバーにご登録いただくと便利です。
ご入会はもちろん無料。匿名でも参加いただけます。

ハウスコンプレックスメンバー登録はコチラ


さとう

うなぎの寝床で建築展(報告3)

下越エリアに在住する私は、初めて高田の街に3日間お付き合いさせていただいた。
2日目の朝はイベントチラシを商店街に配って歩き、
3日目の朝は遅まきながら春日山に登り、往時の兵たちへご挨拶。

そうやって街や人と触れ合うと、
必ずや発見する事も多く、建築に携わるものの立ち位置を再確認させられたのであります。

タイトルにある「うなぎの寝床」はご存知の通り、
商家の敷地形態(間口が狭く、奥行が長い)であるわけですが、
間口以外は隣家に囲まれた、商売する事を除けば、
住居としては究極の不条理敷地ともいえる訳です。

街並s

例えば皆様、
新しい宅地を買うとしたら、このような敷地を選択しますか?
恐らく九分九厘の方が、「NO!」だと思います。

高田小町s
町家交流館「高田小町」

運がよければ、このように再利用されるケースもあったりしますが
多くは合理的な判断と経済原理の壁にぶち当たってしまいます。

そして、ここに何百年暮らす方々もこの敷地形体に未来を感じ得ずに
残念ながら少しずつ転居されているのが現実です。
そうすると、こんな風景になったりします。

個町家s

「街並み」ではなくなってしまう。

建築家よ、立ち上がれ!
変型敷地、狭小敷地に光を!!

実を言うと、私が2年前に携わった家づくりで、
正に「うなぎの寝床」を30歳代の若い家族が新規で購入され、
「そこで暮らすぞ!」と意思表明した施主さんがいらっしゃいました。
その時に行った「建築家コンペ」の提出案を色々な地域で展示させていただいているのが、
「うなぎの寝床展」であるわけです。

うなぎ展s

「私たちには関係ないわ。。。」なんていわないで下さいまし。
例えば、三角形の敷地が気に入ってしまった方や、
立地条件は最高だけれど、高額で狭い土地しか買えなかった方など、
建築家に委ねるべき課題は、あなたにも降ってくるかもしれないのです。

設計の可能性に賭けてみませんか?
だとすると、それを託すのは誰なのでしょうか?

さとう

うなぎの寝床で建築展(報告2)

昨日に続き、上越高田での建築展の報告です。
今日は会場となった古い町家の話。

この家は昭和のはじめに、高田の大火で焼けた家の復興で建てられた麻糸の商家。

ミセs


然るに、こんな古いものも沢山残っています。

麻s はんこs

そして、「家」に目をやると、
屋内の風をコントロールするパッシブな空調システム「吹き抜け」や 
吹き抜けs

住居部分の至上の居場所の「居間」と「中庭」があったり、
居間と中庭s

2階には吹き抜けを挟んで分けられた2つの居住を繋ぐブリッジ廊下、
渡り廊下s

はたまた、中庭を望む「台所」、
厨s

「これでもか!」とばかりに、
生活を楽しむ仕掛けが満載なのです。

建築家の住宅を数多く手がけてきた私には、
「実際に今も建築家の設計図に盛り込まれているじゃん」
などと思ってしまうのであります。

そして、この家を構成しているのは、無垢の木や漆喰や土など、
今で言う「健康素材」「エコ素材」以外は何一つ使っていない訳でして・・・。

いかがですか?
我々は進歩しているのでしょうか?

知恵と生活を楽しむ心は、
今も昔も共通なのではないか?
・・・そんな事を感じながら、2日間の建築展を過ごしたのでした。

次は、現代の建築家の感性とデザインについて、
町家を舞台のお伝えいたします。

さとう



うなぎの寝床で建築家展(報告1)

「建築家」というと、
兎角前衛的なデザインを売りにしている設計士…という
イメージをもたれているかも知れませんね。

外れてはいませんが、「既成の概念に囚われない」という
言い方のがシックリいくようにも感じます。

そんな彼らと、建築展を開催してきました。

上越ハウコンs


4月16日(土)・17日(日)、場所は上越市(高田地区)にある
築80年の古~い町家。

「何か懐かしい・・・」という言葉もありますが、
若い世代の目には新鮮な住宅サンプルとして映っています。
なぜなら、つい10数年前までにタブー扱いされてきた吹き抜けも、
更に古いこの家で快適に過ごす為に、当たり前のようにあったり、
「うなぎの寝床」という間口が狭く、奥行が恐ろしく長い敷地を
逆手に取った「あこがれの中庭」や、
はたまた、家財を守る安心安全の「蔵」は今で言うセキュリーティ機能が
当たり前のように施されています。

温故知新とは、
「しんみりと素直に教えを乞う」という教訓くさいものではなくて、
もしかして自由な発想の時代に立ち返れ!というメッセージのようにも感じます。

上越歓談s


この報告は、別アングルでこの後も何度かお伝えしようと思います。

さとう

街角の異空間体験?古い家?

前回の投稿「うなぎの寝床」に続き、街角ネタです。

ちなみに今月いっぱい、「うなぎの寝床」パネル展を
西堀ローサで開催していますのでお立ち寄り下さい。
 ↓↓
うなぎのチラシs


さて、今日の題材は先週末に訪ねた加茂市のこんな住宅の話です。
一緒に同行したのはハウスコンプレックスの建築家2名。

住み手のいなくなったこの住宅の今後の使い道を・・・という事で、
中を拝見させていただきました。

角ss 廊下ss
階段ss 柱s



何気ない街の角に、記憶ではずっとそこにある建物って、
当たり前の風景そのものになっています。
「ここは昔タバコ屋で・・・」とか、
「この家の前を通って誰々ん家に遊びに行ってさ・・・」など、
思い出には欠かせない重要な登場人物?なのですが、
そこに存在している内は風景の「一部」になってしまう。

「なくなって初めて判る・・・」なのでしょうか?

さりとて、この「昔」という異文化は、
最近とても注目されているのも事実。
特に若い人から。。。

照明s


昔の塗り壁と照明。
手作り感があって、やさしくて、綺麗でしょ。

なんとか、この建物も使えないものでしょうか?

さとう

プロフィール

ハローエージェンシー

Author:ハローエージェンシー
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード